2016年2月26日金曜日

 大好評だった講演会=「生かそう憲法守ろう九条」 (講師:高橋由美弁護士)




(上記写真は髙橋弁護士)
「歌う弁護士」高橋由美さんによる講演は、分かりやすいプレゼンテーションと楽しい歌とであっという間の80分でした。
 始めに先生の伴奏と歌に合わせてみんなで元気に「あの青い空」と「憲法九条生きている」を歌いました。

講演では、憲法に関するクイズを楽しみながら、「憲法は権力者をしばるものである。」という基本をしっかり認識させられるものでした。
それを今の安倍政権は、ひっくり返して、「国民をしばる憲法」に変えようとしていることを、自民党の憲法草案の話などを交えながら伝えてくださいました。
そのうえ、政権の都合よいように改憲の手続きを簡単にしてしまおうとする動きまであり、油断ならないということでした。
なんと言っても戦争法は、それ自身が違憲の法律であり、しかも強行採決という手法もふくめ、立憲主義というという立場とは到底相容れない安倍自公政権の姿が鮮明になりました。

 また、絵本「戦争のつくり方」を紹介しながら、戦争へ向かう国の姿を分かりやすく説明してくださいました。
 この本は、「戦争は突然起こるものではなく、その前にいろいろな兆候があるのです」と、その兆候を見つけたら反対の声を上げていくことが大切と子どもたちに呼びかけている絵本です。
 この絵本の説いているように、日本では、マスコミへの規制や秘密保護法で表現の自由を制限して国民の目や耳をふさぎ、マイナンバー法などでは国民をすべて管理することによって着々と準備を進めていることが分かりました。
 自民党の「憲法草案」は、国民の権利を制限し戦争をする国つくりにするものであることなども話されました。

 しかし、昨年来、市民が全国で立ち上がり、その力に押されて政党が団結し始めている現状にもふれられ、一層の活動が大切とはなされました。
 最後に、先生が「軟弱者」(笠木透:詩・作曲)を弾き、熱唱してくださり、大きな拍手のうちに終わりました。

(参考)

                     『軟弱者』 詩・笠木透 曲

この国を守るために 軍隊がなくてはならないとしたら

軍隊がなくては滅びて行くとしたら 滅びて行こうではないか

私たちはどんなことがあっても 戦力は持たない

私たちは何と言われようと 戦争はしない

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