2016年6月1日水曜日

「平和な時代が続くことを願って」

 会員の真田さんが「平和な時代が続くことを願って」の原稿を寄せてくださったので掲載します。今では想像もできないような考えを注入された時代に少年期をおくったことがわかります。教育勅語もまだ覚えておられ、戦争中の隣組制度の窮屈な監視体制についてもよく話してくださったりしています。ありがとうございました。       

 

        「平和な時代が続くことを願って」 

 激動の戦後七十年改めて戦争と平和が語られています。昭和ひとけた生れの者には、まさにその前後の記憶を鮮明に蘇らせる年でもありました。

 

「ぼくは軍人大好きよ、今に大きくなったなら勲章つけて剣さげて、お馬に乗ってハイドウドー・・・」の歌で育ち、幼児から軍人になる夢を抱かされ、「欲しがりません勝つまでは・・・・」と育てられました。

 そして、あげくのはてには「進め一億火の玉だ・・・」の歌で、神になる夢を抱かされました。

 

 悪夢の敗戦。状況は激変し「古い上着よさようなら、さみしい夢よさようなら・・・」(青い山脈)の歌が流れ、リンゴの唄(そよ風ー映画)と共に明るい夢が持てるようになってきました。

 

 戦争中の灰色の歌から明るい青色の歌謡曲へと移り変わり、夢に見た平和の時代がおとずれた時の感動は今も忘れることができません。

 物心豊かな平和である今日に感謝し、未来に続くことを願ってやみません。

                              (真田 大生)

                      *原稿募集しています!

 戦争体験や平和への思いなど、お待ちしています。集会に参加しての寸感も大歓迎です。
 メール(peace9zama@gmail.com)にても受け付けています。

 

 

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